ワイン: ロエーロ・アルネイズ デザヤ 2016
生産者: カッシーナ・フォルナーチェ
タイプ: オレンジワイン
生産地: イタリア / ピエモンテ
栽 培: ビオディナミ
品 種: アルネイズ100%
容 量: 750ml
1回のご注文に際し、ワインは合計9本までとさせていただきます。ご了承ください。
(オリーブオイルには、注文数の上限はございません。)
ピエモンテと言えば、バローロやバルバレスコを筆頭とした赤ワインをイメージしがちです。
少ないですが、「ロエーロ・アルネイズ」という素晴らしい白ワインもあります。
少々、インポーターの紹介文を引用。
「アルネイズというブドウの個性がこれほどはっきり見えるとは思っていなかった」。果皮と長い時間触れることで、アルネイズが持っている酸の優しさと豊富なタンニン(昔はネッビオーロビアンコと呼ばれるほど、果皮が厚くタンニンを持っていたとされる)を得ることができる。一般的なロエーロ アルネイズとは異なりますが、こっちの方がよりアルネイズらしいはず!…昨年よりもバランスの取れたヴィンテージと言う事もあり、より繊細で果実的な柔らかさを感じます。劇的に良くなった2016ヴィンテージ!
確かに2016年は印象が良かったです!
爽やかなメントール感且つスパイシーで漢方や薬草のような複雑な香り。
甘さの無い、ドライで引き締まった酸味とタイトな果実味。
繊細なタンニンがアフターに残ります。
- 以下、インポーター資料より抜粋 -
2008年、父のブドウ畑を引き継いだエンリーコ カウダ。独学で栽培・醸造を学びワイン造りを開始。彼の強い熱意と好奇心によって誕生したワイナリー。周辺は入り組んだ丘陵地が多く、銘醸地としては珍しく手つかずの森林が残る土地。Roeroの特徴ともいえる強い砂質は、崩れやすくもネッビオーロに特有の繊細さ(軽やかさ)を持たせる。そして豊かな石灰質、粘土質土壌。畑のほとんどが樹齢60年近い古樹ばかりで間隔は狭く急傾斜、作業効率の悪い区画は、どれだけ土壌・環境が素晴らしくとも、評価されること無く放棄されていく現実、そして慢性的な後継者不足。エンリコは弟のエマヌエーレと共に、高樹齢のブドウ畑の存在に再び光を当てることを目標に、2011年よりボトル詰めを始める。畑の標高は320~370m。周囲に点在する高樹齢の畑を少しずつ借り足していく。樹齢は55~60年になるアルネイスとネッビオーロ、計9カ所(それぞれ0.16~0.23haという狭さ)で僅か3ha。そして傾斜が30度を越える畑も多く、砂質、石灰質の強い斜面のため、トラクターなどは一切使用できず、すべて手作業によって行われる。そして周囲を完全に森に囲まれていることも、彼らの栽培にとっては必要不可欠なものといえる。栽培については、周囲の自然環境を尊重した栽培。ビオディナミ式の手法を取り入れ、不耕起・無肥料栽培を実践。雑草についても、基本的に刈り取らず草生栽培を行う。それでも樹齢の古いブドウ樹にとっては育成に全く問題がなく、さらには保水・土の流出を防いでくれる。そして畑のいたる所で見られるピエディフランコ(自根)、そして古典的なプロヴィナージュ(台木を使わない昔の植樹法)。ロエーロ周辺の強い砂質は、フィロキセラの繁殖を防ぐ役割も果たす。現在、新しく植樹している畑についても接ぎ木を行っていない。古くはネッビオーロ ビアンコ(白いネッビオーロ)と呼ばれていたというアルネイズ。収穫されるブドウの存在感は凄まじく、分厚く熟成した果皮には十分な可能性を秘めている。「アルネイズ=フレッシュ、フルーティ」そんなイメージが定着しているブドウであるものの、それは本来の姿ではないと話すエンリコ。「古い呼び名はネッビオーロ ビアンコ、古いクローンのアルネイズは、果皮が厚くタンニンを持っていて、長い期間樹上で熟成することができるブドウ。」、決して早飲みに適しておらず、むしろ果皮の存在を表現することもできるだけの可能性を持っている。2008年より、ごく僅かな収穫ながら実験的に醸造を開始、ボトル詰めは2011ヴィンテージより。生産量は現在約9000本、その少なさには声も出ない。醸造は、ブドウのもつ特徴を純粋に表現することを基本に、温度コントロールや酵母添加を行わずブドウの持つ酵母のみで醗酵を行う。アルネイスは9月末~10月上旬にかけて収穫。果皮と共に約5日のマセレーション(果皮浸漬)を行う。セメントタンクを主体にアルコール醗酵、途中温度管理等行わずにそのまま熟成う。アルネイズという果実の持つ繊細な香りと骨格ある酒質。十分な厚みとオイリーな質感、これまで味わったことがないかのような純粋なアルネイズを感じることができる
当店では、お客様に良い状態のオリーブオイル及びワインを楽しんでいただくため、室温15℃の倉庫で品質管理しております。